辺野古の問題が取りざたされる昨今ですが、今日の信濃毎日新聞の社説に沖縄は良い所(海がきれいだとか首里城等の遺産)は日本の財産として国民は言うが、悪い所はせいぜい同情で終わる。というものがありました。
確かに、否めない部分です。沖縄の人がウチナンチュー(内地の人)と言うのもわかる気がします。
長野にいて山のガイドをしていながら、海の方が好きな自分にとっても気になる所です。
辺野古へは行った事がありませんが、確かに貴重な所だと思います。泡瀬干潟も埋め立てのせいで海藻が激減しています。なにも基地だけの問題でなくいろんな事が日本、いや世界中に起こっていると思います。
地球温暖化は目に見える地上よりも、生命の起源である海の中で深刻な問題を抱えています。いや、いち早く海が一番ダメージを受けると思います。
海の中では水温が1,2度違うだけで、サンゴや魚の生態系が崩れます。地上でもこの百年でオーストラリアの鳥は平均で10%体が小さくなりました。これは寒さに対応しなくなったとみられています。不都合な真実のDVDから引用すれば、今後50年でサンゴが好む海域はほぼゼロになります。
なんにしろ、人という物体が誕生したという頃から地球上の人口が20億人になるまで数千年を要しているのに、60億人になるまでは100年も要していないという事が、全てを物語っていると思います。
先日のCOP10も不調に終わりましたが、そんな事をしている時期ではないと思います。
この10年、いや5年のうちに大掛かりなアクションを始めないと、地上でもいろんな事が起き始めると思います。
山という自然に接して楽しんでいる自分達にとっても非常に重大な問題だと思っています。
できる事から少しづつ、地球に対して貢献していければいいなと思っています。
余談ですが、温暖化などの講座を聞きに行く時も車で来るまではいいのですが、終わって帰る時に思いっきり急加速したりして帰る人も稀ではありません。
自分は山も好きだし海も好きだし、ベースの中にも友人がいるしいろいろ考えさせられますが、沖縄にも北海道にも友人がいる身としては、こんなに変化に富んだ自然を持つ国はそうそうないです。まずは日本という国、自然をどうやって守っていけば考えたいと思います。みんながそれぞれの国を思っていれば解決に近付けると思っています。
オリンピックだけではなく日本の国土、空、地中、海中全てを考え、そして誇りに思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿