29日の信濃毎日新聞によると、塩見岳に続く三伏峠に登る最短登山道入り口とされる鳥倉林道で去年4月乗用車が落石を受け、車内の女性が死亡した事故で大鹿村は28日、遺族に損害賠償として7500万円を支払うことで示談が成立したと明らかにした。
この事故は当時冬季閉鎖中だった林道で車に最大幅85cmほどの落石があったもの。林道は村が管理。当時冬季閉鎖中だったが、ゲートに施錠はしておらず出入りできた。村は車を運転していた男性とも話し合いを続けている。村は事故直後、現場周辺を含む計10キロ区間で落石防止のフェンスやネットを整備した。
タイムリーなと言ったのはたまたま今日見た山と渓谷2月号に北岳に通じる夜叉神峠と奈良田からのスーパー林道が冬季歩行者も通行止めなのは現場サイドでの判断で、特に法的根拠はないが管理者が駄目という以上どうしたもんかという記事があったからです。冬に北岳に登るためには確かにその道の通行は必至です。
また、城ヶ崎のクライミングゲレンデでも2日続けて救助ヘリが飛ぶ事故があり、一時使用禁止になりそうだったが免れた。だったような記事が載っていたからです。
自己責任 この言葉は日本でかなり聞くようになっていますが、実態は違うような気がしています。
上記のような例は最近多く、自治体や管理者側が何かあって訴えられるくらいなら、立ち入り禁止にしてしまえという事もあるようです。今後自然災害が減るとは考えにくく、こういった問題は非常にデリケートで難しい話になると思います。
ちなみに、上高地の新釜トンネル出口近くであった落石事故の結果は、新しくトンネルを掘り現場付近を回避する事で県が決定しました。
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