山の事はぼちぼち、家族の状況などのよもやま話です。
長野ならではの情報発信や第2の故郷?(カメだけに)の海や地球の環境の事も
書いていければいいなあと思います。

2012年6月23日土曜日

まちがってる=ちがってる?

この本に付箋をつけていたら、25個以上になってしまった。
確かに定型発達した多数派からみれば、アスペくんは少数派であり、まちがった事をしてばっかりかもしれないが、少数派はただ単にかわってるだけなのだ。

自分を例にすれば会議などの発言は苦手。ブログやFB(フェイスブック)等もそうだけど、一度書き込みしてから、あっ・ここ直そうとか言いたい事がワンテンポ遅れてくる。
一人はさびしい。これは多数派がそう言うので、今まで合わせてきたが、自分にとってゆっくり一人で集中して何かやる方が好き。

自分がやり易い状況下では、すごく物事がはかどる。小学校の高学年で予備校に行っていたが、まさに一人でこつこつ勉強。最高の環境だった。予備校でも成績を争い、全国規模の模試も上の方、関東の中学は網羅したので、灘にチャレンジしたが打ちのめされた。

中学、高校はクラス変えがなく、担任も変わらないので中学の先生はすぐに発達障害とわかったのかは不明だが、いじめられないように、グループの多い企業の跡取りの子に見張らせる?ようにしてくれたので、いじめはなかった。下から上がってきたやつらの結束や、会社の御曹司などが多かったりするので、厄介といえば厄介である。

予備校から中学校の頃が一番アスペの能力を発揮できた頃かもしれない。予備校ではビンタもくらい、ある程度の社会性を教えてくれた。
高校では一変して登校するが、学校のどこにいるかわからん状態。18クラスあるし、大学も隣にあるので、どこで遊んでてもばれない。

授業でわからない所があっても、質問できない。それまで、わからない所は大抵誰かが質問してたか、理解してたのでそういう場面が初めてで、どうしたらいいのかわからなかったのだろう。
ケアレスミスも多かった。一度あってると思ったらその考えを変えられず、見直しなんかしなかったもん。

自分とその周りだけの小さな世界から、集団生活という場面になって、どうしていいか、接すればいいかわからない。その間に、いろんなことを言われ、それに適応しようとするが、心は爆発寸前。訳のわからない事ばかりの中、トラウマ的な行動を取ったりするようになった。
だから、本来大勢の前に出るのは苦手だ。それが登山やスキーのガイドになったのがそもそも、合っていなかった。というより環境を整備すればやり易いんだろうが・・。自分なりに環境を適応させてやってきたつもりである。
陸の上では、カメはウサギに勝てないが、海では勝てる。
アスペを治す必要はないと思う。環境さえ合えば、十分な能力は発揮できる。そう思えば、発達障害というよりは、生活障害かもしれない。
と書くと、「何言ってんだ、普通の社会でまともに暮らせないくせに」と反論が来そうだが、普通って?
エアコンを25℃以下にしないとダメな人にとっては、それが普通だろう。でも、女性などそれでは寒くてひざ掛けを夏でもしている人にとって普通なのだろうか?
単に多数派の中で生活するのが、苦痛なだけである。

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